過去ログ

2007年06月27日

カエサルの気質ー真の貴族精神

カエサルは、自らの優越性に確信を持っていたので、憎悪、憤怒、怨恨、復讐といった想いとは無縁であったが、キケロやアッテイックスでさえそのことを理解していなかったことについて、塩野七生は言葉がないと書く(第5巻213ページ)

絶対的優位の自負をもつが故に、対等か上位の者に対する劣等者の感情=憎悪を、拒否したのは当然であったとも(127ページ)

僕は違うのではないかと思う

相対的な優劣の彼岸にある「感覚」とでも呼ぶべきものこそが、憎悪とは無縁な「真の貴族精神」の淵源ではないか?

その「感覚」はまた、公正と無私を核心とする自分の考えに忠実に生きることを、余儀なくさせたのではないか?

他の人も自分と同様に生きるのを当然と考えたのは、カエサルの錯覚であったと思うが、そう錯覚することも彼にとっては余儀ないことではなかったか?

その「感覚」は、古今東西、富貴を問わず「精神の貴族たち」に遍在していないか?
城山三郎や司馬遼太郎のヒーローたちにも共通に

カエサルは「精神の貴族」の一人で、彼の uniqueness
は、政治の領域における能力に求められるべきだろう

権力に対する距離感を持たない俗物(松田道雄)でなければ、想像することができる事柄ではあるまいか?
posted by attanko at 12:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

祝!ど-てい卒業しました!
Excerpt: 西川先生みたいな女の人に37マモナ買ってもらえました! 
Weblog: けいた
Tracked: 2007-07-01 04:50